長期修繕計画書とは、マンションで今後どのような工事が必要となるか、大体20年~30年先までシミュレーションしたもので、次の事柄について計画されたものです。
・修繕時期 いつ頃修繕するのか?何年ごとに行うか?
・修繕項目 どの部分を修繕するのか?
・修繕方法 どのように修繕するのか?
・修繕費用 どのくらい費用が必要になるのか?
標準管理規約では
標準管理規約では、「長期修繕計画書の作成又は変更に関する業務」を管理組合の業務として明記しています。(32条1項二)
コメントでは、長期修繕計画書の最低限必要な条件として次の項目をあげ、また長期修繕計画の内容については定期的(おおむね
5年程度)ごとに見直しすることが必要であると述べています。
- 計画期間が25年程度以上であること。なお、新築時においては、計画期間を30年程度にすると、修繕のために必要な工事をほぼ網羅できることとなる。
- 計画修繕の対象となる工事として外壁補修、屋上防水、給排水管取替え、窓及び玄関扉等の開口部の改良等が掲げられ、各部位ごとに修繕周期、工事金額等が定められているものであること。
- 全体の工事金額が定められたものであること。
マンション管理センターによる作成
(財)マンション管理センターでは、標準的なマンションを設定して定めた長期修繕計画を基本に、個々のマンションの規模や形態等により補正するといった作成方法で、長期修繕計画書を作成しています。
【1棟あたり費用】 登録管理組合 1万3千円 非登録管理組合 2万円
(2009.7)
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