マンションのテレビ・インターネット環境


衛星放送(BS・CS放送)について

・衛星放送は何のためにあるのか?
テレビ放送には地上波放送と衛星放送の二通りがあります。 地上波放送は、放送局と家庭の間に中継所を設けて電波を送っています。地上の施設を使って電波を送るので、地上波と言われます。
衛星放送は、赤道上空にある人工衛星を使って、家庭に直接電波を送ります。
地上の施設(電波塔)から電波を送る地上波放送に比べて、はるか上空にある人工衛星から電波を送る衛星放送は、以下のような特徴があります。
  • 効率よく広域に放送ができる
  • 大容量の情報伝達力がある
  • 災害時に強い
  • 電波が建物や地形の影響で乱れることがない
このような特徴を生かし、衛星放送サービスが展開されています。

参考☞一般社団法人 衛星放送協会

・BSとCSの違いは?
BSとは Broadcasting Satellites の略で、放送専用の人工衛星を利用しています。
CSとは Communication Satellites の略で通信衛星を利用しています。
この二つの大きな差はBSは初期投資に莫大な費用が掛かる反面CSは比較的安価に立ち上げることができるという点、BSは放送専用なので地上波と変わらない放送ができますがCSは台風や大雪などの気象に大きく左右され「大雨が降ると視聴できなくなる」脆弱さという点があります。
BS放送は、無料番組(BS朝日など)と、有料番組(WOWWOWとNHKのBS放送)があります。
CS放送は、なんだかんだの末に、現在「スカパー!」と「スカパー!プレミアムサービス」にサービスが淘汰されており、CS放送と言えば「スカパー!」ということで間違いありません。

参考☞教えてgoo 質問と回答 映画の感想文ブログ

・CS放送にはどんな番組があるの?
110度CSデジタル放送「スカパー!」と124/128度CSデジタル放送「スカパー!プレミアムサービス」が展開されています。
110度、124度、128度は使用している通信衛星の位置を示すものになります。

 124度:東経124度・JCSAT-4A・旧JスカイBが提供していたスカイサービス
 128度:東経128度・JCSAT-3・旧パーフェクTVが提供していたパーフェクTV!サービス
  →合併して現在の「スカパー!プレミアムサービス」に至る。

スカパー!は約70チャンネル、スカパー!プレミアムサービスには約160チャンネルがあります。
チャンネル単品から最低5チャンネルのセットで、月額約2,000円~で利用できるようです。
詳細はスカパー!のサイトをご参照ください。

参考☞MASPRO
(2019.3)
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共同アンテナによる受信の仕組み

マンションの共同アンテナによる一般的な受信の仕組みはこのようなイメージです。

受信の仕組み
デジタル放送の受信について
UHFアンテナが立っていれば、各部屋では地上デジタルテレビ放送対応のテレビ、もしくは地上デジタルチューナーを接続することで受像可能ですが、場合によっては機器の調整や取替が必要になることもあります。

(2009.7)
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デジタル化に伴う電波障害対策

2011年から完全にスタートすることが予定されているデジタル放送は、従来のアナログ放送に比べて、電波障害が大幅に軽減されます。

電波障害は、周波数が低いと発生しやすい特性がありますが、デジタル放送で使用するUHF波は、アナログ放送で使用しているVHF波に比べて周波数が高く電波障害が発生しにくい為、都市部の電波障害は大幅に改善されると見込まれています。

その為、これまで自分たちのマンションが、近隣建物の電波障害の原因となっていた為に「電波障害対策」を管理組合負担で実施していた場 合は、今後も対策の義務があるのかどうか、検討を要することになりました。

まず、デジタル放送化した場合も、マンションが電波障害となるのか、電界強度測定車による測定を行い、調査します。
調査の結果、障害とならない場合は、受信者へ、個別でのアンテナ受信を奨めることになります。
そして、受信が不可能な場合は、引き続き対策が必要となりますが、この調査の費用や対策の費用負担について、総務省通達では以下のよ うに考えられています。

電波障害
基本的な考え方
・デジタル放送で受信障害が解消された世帯においては、受信障害対策は不要。
・デジタル放送においても受信障害が継続する場合は、高層建築物等の所有者と
 受信者を当事者とする協議により対応。

費用負担
・デジタル放送対応に係る改修費用は、当事者がそれぞれ応分に負担することが
 妥当。
・具体的には、受信者はデジタル放送の受信に通常必要とされる経費、所有者は
 受信者負担分を超える経費をそれぞれ負担。
 ※通常必要とされる経費とは、デジタル放送を個別アンテナにより直接受信する
  世帯が通常必要とされる、UHFアンテナの設置費用等の経費に相当する額の
  ことで、助成金制度ではこれを「3万5千円」と設定しています。

調査費用について
・デジタル放送以降後は受信障害の改善が見込まれ、対策施設の撤去・縮小等に
 より、その維持管理に係る経費を軽減することが可能となる。
 必要となる調査は、対策施設の維持管理に係る経費削減等が見込まれる、所有
 者が主体的に実施することが望ましい。

平成18年11月27日総務省通達

改修経費に対する助成金制度の詳細については、総務省が全国52ヶ所に設置した
デジサポ(受信者支援サービス)HPをご覧下さい。
(2009.4)
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共同受信施設のデジタル化対応助成金申請について

・ビル陰などの受信障害対策用の「共同受信施設の施設管理者様」へ
(=「電波を邪魔している建物」管理者様へ)
お急ぎ下さい!助成金の申請受付は、2009年12月28日までです!

経費負担が過重となる(世帯あたりの経費が3.5万円超)場合に国の助成を受けることができます。

共聴施設をデジタル化対応に改修する場合または
ケーブルテレビに切り替える場合


デジタル化対応
助成金例
<ケーブルテレビに切り替える場合の主な条件>
・共聴施設を「改修」する場合より、ケーブルテレビに切り換えたほうが安価な場合に
 限られます。
・助成対象となる経費には、ケーブルテレビへの加入金と工事費は含まれますが、
 毎月の使用料は含まれません。

デジタル化で新たに受信障害となる地域に共聴施設を設置する場合

新たな受信障害
助成金の例
<主な条件>
・アナログ放送の送信所とデジタル放送の送信所の場所が異なる等により、デジタ
 ル放送で受信障害が新たに生じる場合に限ります。

・アパート・マンション等の「オーナー様」「管理組合」へ
お急ぎください!助成金の申請受付は、2010年1月15日までです!

共同住宅の共同受信施設をデジタル化対応する際、経費負担が過重となる(世帯あたりの経費が3.5万円超)場合に国の助成を受けることが出来ます。

共聴施設をデジタル対応に改修する場合

デジタル対応改修
共聴施設をケーブルテレビに切り換えて対応する場合

ケーブルテレビに切り換えて対応
<ケーブルテレビに切り換える場合の主な条件>
・共聴施設を「改修」する場合より、ケーブルテレビに切り換えたほ方が安価な場合
 に限られます。
・助成対象となる経費には、ケーブルテレビへの加入金と工事費は含まれますが、
 毎月の利用料は含まれせん。

助成金の例

参考:総務省発行「共同受信施設のデジタル化対応が必要です
(2009.10)
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【Q&A】戸別パラボラアンテナ受信のために木の枝を伐れないか?


共用アンテナが無く、戸別にパラボラでBSを受信しているマンションですが、夏になると通路の樹木の葉が茂ってBSが入らないといわれて枝を伐ろうとしたところ、反対論が出て、困っています。

BSの共同視聴アンテナがなく、住戸ごとにパラボラアンテナ※をつけているマンションはかなりあるようです。

パラボラアンテナは取り付ける位置と角度で受信状況が違いますから、同じマンションでも階や位置の違いでBSの受信に影響が出ることが考えられます。
まずは、そのBS受信の不具合が樹木の葉が茂ったことによって起こったものかどうか、因果関係を確認する必要があります。
NHKの受信相談専用電話(0570-00-3434)に相談してみるといいでしょう。

訪問調査自体は、視聴料を払っていれば費用がかからないそうです。
夏だけBSが映りにくくなるケースでは、パラボラアンテナの高さや位置を変えると改善されることもあるという話です。
そこまでやってみて、葉の茂り方がBS受信に大きく関係していると判断される場合は、枝を伐ることを検討しなければなりません。
場合によっては、ケーブルテレビの導入などが検討課題になるかもしれません。
(参考:高層住宅管理業協会発行「暮らしのフォーシーズン26」-回答者:村井忠夫)

パラボラアンテナとは
おわんの様な回転放物面(パラボラ型)の反射板を利用して電波を一定方向に集中させて受信する指向性の強いアンテナ。住宅では衛星放送を受信するアンテナ(BSアンテナ)として用いられる。写真は110度CSデジタル対応型。

パラボラアンテナ

(2009.9)
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