東京都水道局では、浄水場で造られた安全エおいしい水をそのままお届けするために、「直結給水化の普及・促進」に取り組んでいます。
水道の給水方式には、貯水槽水道方式のほかに直結給水方式があり、下図のように分類されます。
両給水方式には、それぞれに長所と留意点がありますので、それぞれの特徴を踏まえたうえで、設置者の方が選択していただくことになります。

東京水道局発行「貯水槽点検 知ってQ」より
(2010.3))
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仕切り弁とは
ゲート弁、スルース弁、制水弁ともいいます。
管を流れる液体などを遮断するのに用いられる弁で、遮断する際に円板状の弁が液体等を垂直な形で仕切ることから仕切り弁といいます。
徐々に開閉できるため、衝撃を起こすことは少ないのですが、流れの中に異物があると遮断能力が低下しやすくなります。
比較的口径の小さい給水管の通水制止用の水栓は止水弁(止水栓)といいます。
止め弁とは
弁体が弁棒によって、弁座に直角な方向に作動するバルブの総称で、玉形弁やアングル弁がこれに相当します。
玉形弁はグローブ弁ともいい、図のように流体の流れがS字状になっているバルブです。(アングル弁は流体の流れの方向が直角に変わるバルブです)
参考:「イラストでわかる給排水衛生設備の技術」
(2009.6)
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チャッキ弁とは逆止め弁・戻り止め弁ともいい、流体の流れを一方向のみ許し、反対方向に流されることを阻止するよう作動するバルブで、スイング式とリフト式があります。
スイング式は、弁体がちょうつがい式に取り付けられ、入り口側の圧力が高いときのみ弁体が押し開けられて流体が直線的に流動し、逆流しそうになった時は弁体が弁座面に垂直に圧着(閉止)するもので、水平配管、立て配管においても使用します。
リフト式は弁体が弁箱またはふたに設けたガイドによって、弁座に対し垂直に作動し流体の逆流を防止するもので、水平配管にしか用いられません。
参考:「イラストでわかる給排水衛生設備の技術」 ㈱石崎製作所HP
(2009.6)
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マンション貯水槽の水量が常に適量であるように調整するために用いられるバルブです。(※「FMバルブ」は㈱FMバルブ製作所の製品名です。)
水面制御のために使用されるものとしては他にボールタップがあります。
ボールタップは電気や空気圧を使用しない自力制御方式で、構造も簡単で場所をとらず、一般的なトイレのタンクなど広く用いられています。
しかし、マンション受水槽のように大きなタンクで用いると弁の全開時には流量が多いため、水道引き込み管側(水道本管側)が水圧低下し近隣の建物に対する給水に悪影響を与え、またウォーターハンマーを発生させる恐れがあります。
この欠点を是正するために用いられるのが定水位弁です。
定水位弁は主弁と副弁(パイロット弁)に分かれ、主弁はタンクの外部で水道本管と接続され、パイロット弁はタンクの内部に取り付け、タンク内水面の上下によってパイロット弁が開閉し、パイロット弁の開閉によって主弁が作動します。
パイロット弁としてはボールタップが用いられるものと、電磁弁+電極棒方式のものがあります(下図)。
定水位弁は複式自動給水弁などといわれ、主弁をタンクの外に設置できるため、保守点検が容易で、水面制御に広く用いられています。

参考:「イラストでわかる給排水衛生設備の技術」
(2009.6)
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水道水は受水槽に入った段階で水道局による管理の手から離れ、その先は貯水槽設置者が水の管理をしなくてはなりません。
管理者は、衛生的な水を供給できるよう、貯水槽の定期的な清掃を行うこととなりますが、これは法律で義務付けられているのでしょうか。
簡易専用水道(貯水槽の有効容量が10tを超える)の場合は、水道法第34条2により年1回の清掃が義務付けられています。
有効容量10t未満の貯水槽は、以前は特に義務が無かったのですが、平成14年の改正により、各市町村の管理基準に従い、簡易専用水道と同様に管理する義務が定められまし た。
(2010.3)
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水道法34条の2第2項に規定する検査で、その水道の使用者が安心して利用できる水を供給するために、簡易専用水道設置者に義務付けた年1回の検査です。
簡易専用水道とは
受水槽が有効容量が10立方メートル(10t)を超えるものをいいます。
有効容量とは水槽の最高水位と最低水位の間の容量になります(下図参照)。
また受水槽が2つ以上有り、同じ高置水槽に運ばれるのであれば、それぞれの有効容量を足したものが基準となります。
点検者
厚生労働大臣登録検査機関に依頼しなくてはなりません。
点検の内容
以下の項目について点検します。
1. 水槽の清掃状況の確認
年1回定期的に受水槽・高置水槽の清掃が行われているか。
2.施設の外観点検
水槽に亀裂やマンホールの蓋に破損は無いか、有害物や汚水等が混入する恐れ
はないか、など確認する。
3.水質検査
一般細菌、大腸菌、有機物など、水質検査機関に依頼して水道法水質基準に適
合しているか確認する。
4.飲料水の外観検査
蛇口から出る水の色、にごり、臭い、味などに注意する。
5.残留塩素の測定
専用の測定器で、蛇口から出る水の残留塩素濃度を測定する。
6.書類検査
簡易専用水道設備の配置や系統図面、清掃の記録、その他管理についての記録
整備保存状況のチェック。(5年間)
※実施頻度・根拠~東京都の場合~
1→年1回(水道法施行規則) 2→月1回(東京都の指導)
3→年1回(東京都の指導) 4→毎日(東京都の指導)
5→週1回(東京都の指導) 6→(東京都の指導)
問い合わせ先:東京都福祉保健局
(2009.5)
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水撃、水撃作用ともいい、水道管内の圧力の急激な変動のために生じる騒音・振動現象のことです。ハンマーでたたくような音を発生させる為、「ウォーターハンマー」といいます。
急ブレーキをかけた車に乗っている場合と同じように、水栓を急に閉めると、大きな圧力変動が起こります。
そしてこれにより発生した圧力波が、配管内の全水圧が一定するまで、行ったり来たりを繰り返すのです。
この圧力波は大きなエネルギーを持ち、管末部やバルブあるいは配管の曲がり部などに衝突するごとに、ズシーン!ズシーン!と異様な音を発生させるとともに、配管設備を破損させる原因となってしまいます。
しかし、ウォーターハンマーの発生を完全にふせぐ配管方法は物理的に不可能で、防止するにはマンション施工段階から配慮が必要といわれています。
(2009.6)
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インバーター(Inverter)というと、たとえば、省エネタイプのインバーターエアコンなどを思い浮かべる方が多いことでしょう。
一般に使用される電気は電流・電圧が常に一定の大きさを持つ直流と、その大きさが周期的に変化する交流があります。
この2種の電気を交互に変換する場合、直流から交流に変える装置をインバーターといいます。
ではなぜインバーターを使うと省エネになるのでしょうか?
それは直流を交流に変換するときに、自由に電圧の大きさや周波数を変換できるためです。
エアコンモーターを利用し、冷媒を循環させて温度を調節します。
このときモーターが最大回転か停止かどちらかしか選択できないと、きめ細かな温度調節ができません。
このきめ細かな温度調節を、モーターの周波数を変化させ回転を制御しながら行うのが、インバーターです。
エアコンのほかに、エレベーターにも多くの部分にインバーターが採用されています。
巻き上げモーターにVVVF(可変電圧可変周波数)インバーターを採用することで、高効率・高精度運転を実現し、なめらかな乗り心地と省エネが可能になります。
工場内にある大型の空調設備・換気装置などにもモーターがたくさん使われています。
このモーターにインバーターを取り付けることで、モーターの回転数を必要に応じて変え、温度調節を行うことで、無駄なエネルギーを削減することが出来るのです。
(2009.11)
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