マンションの自動ドア


全国自動ドア協会「安全ガイドブック」

全国自動ドア協会から安全ガイドブックが作成されているのでご紹介します。

☞全国自動ドア協会「安全ガイドブック」 (2020.3)
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自動ドアの概要と修繕周期

マンションのエントランスドアで定着してきた自動ドア。
最近では、手動ドアや非オートロック型からへ更新する工事も増えてきました。

マンションでの自動ドアが本格的に普及してきたのは昭和50年代で、設置後30年を超える自動ドアが増えつつあります。自動ドアの部品交換周期や更新時期はどう考えればよいでしょうか。

国土交通省の長期修繕計画標準様式・ガイドラインでは、自動ドアを「建具関係」に分類し、金具や駆動装置の交換等を12年周期とし、3周期の36年目を扉を含め、全体の取替え目安としています。

自動ドアの構成は図の通りです。
自動ドアのしくみ
吊るした状態のドア・サッシを、駆動装置のモーターがセンサーの信号を受けて動かすしくみで、ドアを吊るす吊戸車や駆動ベルト等が最も消耗が激しい部品とされています。

寺岡オート・ドアシステムでは、下表のように「長期修繕・更新計画」を定め、扉を含めた全体の更新時期は30年に設定しています。
自動ドアの修繕計画
自動ドアは、エレベーターのような建築基準法に基づく定期検査報告義務はありませんが、全国自動ドア協会は年4回の検査を推奨しています。

☞参考:マンション管理新聞 2010年第824号 / 図はナブコシステム㈱ (2010.12)
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