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マンションの外壁工事

マンションの寿命は?

管理組合から「うちのマンションはどれくらいもつの?」という質問がよく聞かれます。
財務省令でいう「原価償却資産の耐用年数」による47年(以前は60年)という年数を、マンションの寿命と考えている人も少なくないようです。

しかし、実際にコンクリート系のマンションが寿命を迎えなければならない要因を1つ1つ検証してみると、これらはすべて修繕・改修を行うことによって排除できるものがほとんどなのです。
鉄筋(鉄骨)コンクリート系マンションは、コンクリートと鉄筋(鉄骨)で基本構造が形成されており、お互いの短所を補い、堅牢な建造物を構築しています。
基本的に施工時点での問題(アルカリ反応性骨材使用等:昭和61年に抑制対策指針)がなければコンクリート単体での寿命は半永久的なのですが、内部鉄筋が錆びて腐食することによって、鉄筋が本来持つ役割を保てなくなり、耐力が低下し、限界に至ったときに、初めて構造体としての寿命を迎えることになります。

この内部の鉄筋をいかに錆びさせないようにするか、コンクリートに進入しようとする雨水や二酸化炭素などの外部の悪要因からいかに建物を保護するか、がマンションの維持保全には重要なのです。

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乾燥収縮によるひびわれ

コンクリート部材にひびわれを生じる原因はかぎりなくあるが、もっとも一般的なものは乾燥収縮によるひび割れである。

コンクリートは硬化する過程で収縮をおこす。どの程度収縮するかというと、コンクリートの配合、環境湿度、コンクリートの形状寸法、コンクリート表面における被覆物の有無、拘束状態、コンクリートを打ち込んでからの期間によって異なるが、まったく拘束されない長さ10メートルの梁状のコンクリートの場合、6ヵ月で6~8㎜収縮する。

長さ方向に鉄筋が入っていると、コンクリートの収縮は鉄筋によって拘束される。収縮が進行するに従って、まったく縮まない鉄筋はコンクリートを引っ張るようなはたらきをする。コンクリートは引っ張り力に対する抵抗力が小さいので、収縮がある限界点に達すると、コンクリート梁はひびわれを生じる。
乾燥収縮によるひびわれは、水分の多いコンクリートに発生しやすい。ひびわれの程度によっては、強度を調べる必要がある。

☞参考:マンション関連書籍「マンション~安全と保全のために~」
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補修が必要なひびわれの幅

表は、建物の耐久性と防水性の観点から、放置できるひびわれであるのか、補修を要するようなひびわれであるのかを判定するための、ひびわれ幅の限度をしめしたものである。
補修が必要なひびわれの幅
ひびわれ幅の測定は、市販のクラックスケールを用いると便利である。

クラックスケール
ひびわれ幅と同様にチェックする必要があるのは、ひびわれが進展しつつあるのかどうかである。これを調べるには、ひびわれ長さの変化を継続して調査する。

ひびわれから、白色または茶褐色の物質が溶出していることがある。
いずれの場合も、水が浸透しているためにおこる現象である。白色の溶出物の多くはコンクリート中の石灰分が流れ出して生じた炭酸石灰であって、エフロレッセンスとよばれている。この現象は、ひびわれが部材断面を貫通しているか、部材内部をつうじて水が回ってきていることを物語っている。
後者の場合、どこから水がまわってくるかをチェックする必要がある。
要注意なのは、茶褐色の溶出物であって、内部の鉄筋が腐食しはじめているシグナルである可能性が高い。早急に、ひびわれ部分を削り取って、鉄筋の腐食状態を確認する必要がある。

☞参考:マンション関連書籍「マンション~安全と保全のために~」
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ひび割れに用いる改修工法と材料

工法と材料
※エポキシ樹脂とは
1分子の中に「エポキシ基」が2個以上存在する樹脂をエポキシ樹脂といいます。
代表的なものには、2液を混ぜ合わせて使用する接着剤があげられます。
「主剤」と「硬化剤」の2本のチューブがあり、それらをよく混ぜると固まるタイプです。
2種類を混ぜ合わせてまでなぜ使用されるのか?
それはエポキシ樹脂に卓越した特性があるからです。
金属やコンクリートに対する接着性が強く、強度も優れている。しかも耐磨耗性・耐薬品性・耐水性・絶縁性にも優れた万能樹脂なのです。
船舶の塗料や半導体分野、建設現場の接着剤など広い分野で使用されています。

※可とう性とは
柔軟性があり、折り曲げてもポキンと折れない性質です。
「弾性」と似ていますが、可とう性は伸びる性能は弾性ほど大きくありません。
その意味では「微弾性」という表現もできます。

※パテとは
粘土のように自由自在に形を変えられるもので、形を作ってそのまま時間が経てば硬化して、プラモデルパーツと同じようにヤスリで削れたり塗装できる素材です。

シール工法
ひび割れを、可とう性エポキシ樹脂等で被覆する工法です。

シール工法
Uカットシール工法
ひび割れを、ダイヤモンドカッター等でU字型にカッティングし、可とう性エポキシ樹脂などを充填する工法です。
防水性能に優れ、ひび割れの動きにも追従します。

Uカットシーリング工法
樹脂注入工法
エポキシ樹脂を注入する工法です。
低圧注入工法
 低圧・低速でひび割れにエポキシ樹脂を注入する工法です。
 微細なひび割れにも注入が可能で、ひび割れによって分断されたコンクリートやモ
 ルタルを一体化し、耐力を復元します。
低圧注入工法
直接注入工法
 ひび割れ部に仮止めシールを行わず、直接弾力性エポキシ樹脂を注入する工法で
 ひび割れの動きに追従でき、防水性にも優れ、とてもシンプルな工法で、1日で作
 業が終了します。

直接注入工法
参考:㈱月形HP
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