管理組合から「うちのマンションはどれくらいもつの?」という質問がよく聞かれます。
財務省令でいう「原価償却資産の耐用年数」による47年(以前は60年)という年数を、マンションの寿命と考えている人も少なくないようです。
しかし、実際にコンクリート系のマンションが寿命を迎えなければならない要因を1つ1つ検証してみると、これらはすべて修繕・改修を行うことによって排除できるものがほとんどなのです。
鉄筋(鉄骨)コンクリート系マンションは、コンクリートと鉄筋(鉄骨)で基本構造が形成されており、お互いの短所を補い、堅牢な建造物を構築しています。
基本的に施工時点での問題(アルカリ反応性骨材使用等:昭和61年に抑制対策指針)がなければコンクリート単体での寿命は半永久的なのですが、内部鉄筋が錆びて腐食することによって、鉄筋が本来持つ役割を保てなくなり、耐力が低下し、限界に至ったときに、初めて構造体としての寿命を迎えることになります。
この内部の鉄筋をいかに錆びさせないようにするか、コンクリートに進入しようとする雨水や二酸化炭素などの外部の悪要因からいかに建物を保護するか、がマンションの維持保全には重要なのです。
(2010.3)
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※エポキシ樹脂とは
1分子の中に「エポキシ基」が2個以上存在する樹脂をエポキシ樹脂といいます。
代表的なものには、2液を混ぜ合わせて使用する接着剤があげられます。
「主剤」と「硬化剤」の2本のチューブがあり、それらをよく混ぜると固まるタイプです。
2種類を混ぜ合わせてまでなぜ使用されるのか?
それはエポキシ樹脂に卓越した特性があるからです。
金属やコンクリートに対する接着性が強く、強度も優れている。しかも耐磨耗性・耐薬品性・耐水性・絶縁性にも優れた万能樹脂なのです。
船舶の塗料や半導体分野、建設現場の接着剤など広い分野で使用されています。
※可とう性とは
柔軟性があり、折り曲げてもポキンと折れない性質です。
「弾性」と似ていますが、可とう性は伸びる性能は弾性ほど大きくありません。
その意味では「微弾性」という表現もできます。
※パテとは
粘土のように自由自在に形を変えられるもので、形を作ってそのまま時間が経てば硬化して、プラモデルパーツと同じようにヤスリで削れたり塗装できる素材です。
シール工法
ひび割れを、可とう性エポキシ樹脂等で被覆する工法です。
Uカットシール工法
ひび割れを、ダイヤモンドカッター等でU字型にカッティングし、可とう性エポキシ樹脂などを充填する工法です。
防水性能に優れ、ひび割れの動きにも追従します。

樹脂注入工法
エポキシ樹脂を注入する工法です。
・低圧注入工法
低圧・低速でひび割れにエポキシ樹脂を注入する工法です。
微細なひび割れにも注入が可能で、ひび割れによって分断されたコンクリートやモ
ルタルを一体化し、耐力を復元します。

・直接注入工法
ひび割れ部に仮止めシールを行わず、直接弾力性エポキシ樹脂を注入する工法で
ひび割れの動きに追従でき、防水性にも優れ、とてもシンプルな工法で、1日で作
業が終了します。

参考:㈱月形HP
(2009.11)
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